こんにちは。ヨルダン事務所でインターンをしている辻元です。
ヨルダンは、だんだんと日の出の時間が早まり、夏の訪れを感じるようになってきました。
さて、4月20日から4月24日までの5日間、日本からボランティアとしてマジックなどのパフォーマンス活動をされている福田さんが来てくださいました。福田さんは、以前にも何度かKnKを訪問してくださっており、今回は2年ぶりのご訪問です。
ヨルダンの子どもたちにとって、マジックを見る機会は滅多にありません。そのため、子どもたちは福田さんのパフォーマンスに釘付けでした。4つのリングが一瞬で繋がったり、真っ白な本から絵が浮き出てきたりと、一つひとつのネタに最高のリアクションを見せてくれました。
中には、タネを見つけて先生にこっそり伝える子どももいましたよ。
マジックが終わったら、玉入れや輪投げ、フェイスペインティングを行いました。福田さんは「フーフー」という愛称で子どもたちからも大人気でした。
日本から、子どもたちを喜ばせたいという思いで訪問してくださることは、きっと子どもたちにとって何よりも嬉しいことではないでしょうか。また、それは子どもたちだけではなく、久しぶりに福田さんと再会できることを楽しみにしていたスタッフにとっても、同じ気持ちだったと思います。このように、遠く離れた国に住んでいながらも、お互いの健康や幸せを願い、再会を分かち合うことは、まさに国際協力の根本にあるものだと感じます。言葉や文化が違っても、相手を思う気持ちは国境を超えて伝わります。そして、久しぶりの再会を喜び合える瞬間には、人と人とのつながりの温かさを強く感じることができます。
また、福田さんは、以前訪問された時と比べて、子どもたちの表情が柔らかく、豊かになっていると感じたそうです。KnKが行っている特別活動をはじめ、子どもたちを取り巻く環境が少しずつ子どもらしさを受け入れ、それを引き出すものになっているのかもしれません。さまざまな困難に直面しながらも力強く生きている子どもたちが、明るい未来を思い描けるように、私自身も自分にできることを模索しながら、精進していきたいと思います。