【緊急募金】シリア難民キャンプの子どもたちに楽しい夏休みを!

【緊急募金】シリア難民キャンプの子どもたちに楽しい夏休みを!

2017.05.15

募金キャンペーン期間:2017年5月15日(月)~7月17日(月祝:海の日)

【緊急募金】シリア難民キャンプの子どもたちに楽しい夏休みを!

目標金額150万円を7月10日に達成しました!

2400名を超える方々から応援をいただき、7月10日(月)の夕方に目標金額の150万円を達成することができました。(Yahoo!ネット募金:約93万円/KnKが直接お預かりしたご寄付:約57万円)
これで、ザアタリ難民キャンプのシリアの子どもたちが楽しみにしている夏休みの課外授業を実施できます!

ご寄付くださった皆さま、情報を拡散してくださった皆さま、本当にありがとうございます。夏休みの授業の様子はウェブサイト等で報告させていただきます。

緊急募金キャンペーン終了日の7月17日、海の日まで残り7日間となりました。
私たち国境なき子どもたちは、さらなる目標として220万円(あと70万円)の資金調達に挑戦します。なぜ、さらに70万円も必要なのか、その理由を説明いたします。キャンプ内の学校でKnKの授業が5月末で終了することを子どもたちに伝えた時、私たちの想像以上の反応が返ってきました。
とても悲しげな顔をして、それ以上何も聞かずに立ち去る子どもや「どうして?」と聞いてくる子どもたち、「本当に終わってしまうの?KnKの授業は好きなのに残念」という数々の声を聞き、何としても目標金額を達成し、子どもたちに実りある夏休みの課外授業を提供することを目指しました。
同時に、9月以降の新学期もKnKとしてキャンプ内の学校に留まり、何らかの形で子どもたちに寄り添い続けることができないか、協議を重ねました。
授業枠を減らして、これまで行ってきた「音楽」「演劇」「作文」の良いところを残しつつ、長引く難民生活、キャンプ生活で不安を抱えた子どもたちが、信頼を寄せているKnKの教師やスタッフを今後も頼れるような仕組みを継続できないか、検討し、それに必要な予算を算出しました。
そして、あと70万円を集めることで、9月から12月までの1学期間、縮小したプログラムで事業を継続する計画を進めています。
「総合学習」のようなものになるのか、「子ども相談室」のようなものになるのか、教育省や学校の許可も必要とするため、現在、ヨルダンチームが誠心誠意プログラムを検討しております。夏休みだけでなく、9月以降も難民キャンプの子どもたちに授業を提供できますよう、のこり1週間でさらに70万円のご寄付を集め、目標220万円を達成させていただきたく、ぜひ皆さまのご寄付や情報拡散の応援をよろしくお願いいたします。

目標金額:150万円⇒220万円

現在集まったご寄付額:2,057,913円 【93.54% 達成】

参加人数:2,491人 (2017/7/14 17:00 現在)

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さらに70万円が集まり新目標金額220万円を達成した場合は・・・

夏休みの課外授業を実施する他、9月から12月にかけてザアタリ難民キャンプ内で行う授業に必要な資金として充当いたします。
※今回、220万円を達成できず9月以降の授業が行えない場合は、夏休みの課外授業に充当する他、キャンプ外で暮らすシリア難民の子どもたちの教育支援に充当いたします。

(ここまで、2017年7月11日追記)

長引くシリア危機、先の見えない不安が募る厳しい難民生活。

砂漠地帯に位置するザアタリ難民キャンプで暮らすシリアの子どもたちは、間もなく夏休みを迎えます。

6万人のシリア難民が暮らせるようにと作られたヨルダン北部に位置するザアタリ難民キャンプ。現在、敷地の中に、8万人近くが身を寄せ合って暮らしています。

ザアタリ難民キャンプ内で生活をしている多くの子どもは、母国シリアで爆撃に曝されたり、家族や親せきを失い、隣国ヨルダンに逃れてきました。いつまで続くのかわからない避難生活や、先の見通しが立てられない不安が解消されない毎日は大人たちから余裕を奪い、その影響は子どもたちにまでおよびます。

シリアからザアタリ難民キャンプに逃れた当初、さまざまなトラウマを抱える子どもたちが自分の気持ちを表現し、子どもらしく過ごすことができる場所は限られていました。このような状況を受け、国境なき子どもたち(KnK)は2013年から、このザアタリ難民キャンプにある中学校において、「音楽」、「演劇」、「ストーリーライティング(作文)」の情操教育を主眼に置いた授業を始めました。

キャンプという閉鎖的な生活の中、いつキャンプを出られるのか、シリアに戻れるのかわからない、先の見えない不安が募る難民生活の中で、KnKの授業という、自分を表現できる場所は、子どもたちにとって必要不可欠なものです。

歌でシリアに思いをはせる

歌でシリアに思いをはせる

「演劇」の授業で故郷シリアへの想いを演じる少女たち

「演劇」の授業で故郷シリアへの想いを演じる少女たち

ストーリーライティング(作文)

作文を発表する少女

3教科にはそれぞれの分野を専門とする教員がついています。中には生徒同様、キャンプ内で生活しているシリア人教員もいます。彼らは、生徒たちと同じ状況で暮らしているため、誰よりも、生徒たちを理解し対応できる存在です。また、シリア人の教員を雇うことは、キャンプ内での雇用の創出にもつながっています。

まずは、子どもたちが心の傷を癒し、希望を育めるようにと開始したKnKの授業。昨今では、長期化するキャンプ生活において、子どもたちが「自分の将来像」をどう描くかが課題となっています。そんな子どもたちにKnKの教員は丁寧に寄り添い、活動を続けてきましたが、紛争が長引くにつれ、シリア難民支援が継続の危機に陥っています。

昨年は実施できたこれらのアクティビティが、2017年は公的機関からの助成金の減額の影響を受け、打ち切りの対象となってしまいました。

日本の子どもたちが夏休みを楽しみにしているように、シリア人の子どもたちも夏休みを楽しみにしています。

キャンプ内で暮らしている人たちは、キャンプの出入りが制限されており、家族で海や山に旅行に行ったり、キャンプの外の公園や遊べる場所に自由に出かけることができません。

KnKは2013年から継続して、公立学校での情操教育と、冬休み・夏休みの課外授業を行ってきました。特に夏は、2ヵ月もの間学校が休みとなるため、キャンプ内の家や家の近所でしか遊べない子どもたちにとって、KnKの課外授業は、友だちと会い、楽しく一緒に学ぶ貴重な場所となっています。

この夏も、課外授業を実施するには、あと150万円が必要です。

夏休みを楽しみにしている子どもたちに、今年の夏も課外授業を提供できるよう、皆さまのご理解とご支援をお願いいたします。

150万円集まればできること

ヨルダン北部にあるザアタリ難民キャンプで中学校2校の夏休みの課外活動として、シリア難民の子どもたち(7~16歳)約280人に対し、情操教育をメインとした課外授業を提供します。
【具体的な使いみち】
・音楽、作文、演劇の課外活動のための文房具や材料費
・ヨルダン人教員、シリア人教員、授業運営スタッフの人件費
(*最大人数でヨルダン人教員6名、シリア人教員12名、現地スタッフ1名)
・授業運営に必要な通信費及び交通費
―――
【支援により得られる効果】
1. 難民キャンプ内で、学校でクラスメイトと過ごせる時間は子どもたちにとって貴重な「楽しい時間」です。シリアから逃れてきた子どもたちへ、楽しく安心できる居場所を提供し、心身の健全な成長を促進します。
2. 夏休みも継続して学校での活動に参加することで9月からの新学期の通学に対するモチベーションを高めます。
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*目標金額に達しない場合は、規模を縮小して課外活動を行います。
*目標金額以上に募金が集まった場合は、9月以降のシリア難民支援に充当します。

キャンペーン期間:2017年5月15日(月)~7月17日(月祝:海の日)

ご支援方法【1】Yahoo! ネット募金からご支援ください

Yahoo! JAPAN IDをお持ちの方は、Yahoo! ネット募金を通じてクレジットカード決済やTポイントからのご寄付が可能です。

ご支援方法【2】KnKウェブサイトからご支援ください

KnKの寄付サイトからクレジットカード決済によるお申込みが可能です。銀行からのお振込みもキャンペーン対象となります。
※メッセージ欄に「シリア」とお書添えください寄付金控除の対象となります。

ご支援方法【3】夏休み応援団

シリア難民の子どもたちの夏休みを支援するこのキャンペーンを一緒に広める応援団になってください!
KnKのFacebookページに「いいね!」を、ツイッタ―はフォローをしていただき、このキャンペーンに関する投稿をシェアやリツイートしてください。
  

シリア難民キャンプの子どもたちが、楽しい夏休みを過ごせるよう、皆さまのご支援とご協力をお願いいたします!

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