活動ニュース

第31回 友情のレポーター(2017)2人が決定!

「友情のレポーター」は1995年に始まった日本の青少年に向けた教育プロジェクトです。

これまでに60人がKnKの支援地を訪れ、現地の子どもたちと交流し、取材を通じて相互理解を深めてきました。「友情のレポーター」には、帰国後、学んだことをさまざまな形で発信し、日本の人々に伝えるという大きな使命があります。

31回目となる今回、予想を上回る多数の応募の中から、千葉県袖ケ浦市在住の12歳、栁田峰雄(ヤナギダ ネオ)くんと長崎県諫早市在住の15歳、山邊鈴(ヤマベ リン)さんが今年の「友情のレポーター」に決まりました。

2人は、8月中旬から1週間程フィリピンに滞在し、現地の子どもたちを取材します。
取材報告にご期待ください。

<主催> 認定NPO法人国境なき子どもたち(KnK)
<協賛> オリンパス株式会社、国際ソロプチミスト東京-広尾

栁田峰雄くん(千葉県/12歳・中1)

僕たち子どもは、どこで生まれてどこに育つか、わからなくても生きていかなければいけません。
本やテレビや映画の世界で見るより、もっと広い世界があります。僕と同じ年齢の子どもが僕と全く違う暮らしをしている。
それを実際に自分の目で見てみたいです。

山邊鈴さん(長崎県/15歳・中3)

私の夢は、国連で働くことでした。しかし、アフリカで過酷な環境で医療活動をしておられる方の本を読み、私は綺麗なオフィスを颯爽と歩きたいだけなのか、それとも困っている人を実際に支えたいのかと自分自身に問うようになりました。現地では子どもたちの心に寄り添う取材をするとともに、自分自身とも向き合いたいです。

審査を終えて

審査会。熱い思いのこもった応募書類ばかり。

審査員を務めてくださった堀さんと安田さん。

堀 潤さん:NPO法人8bitNews主宰/株式会社GARDEN代表

数多くの応募書類を見て、全員行かせてあげたいと思いました。
知らない世界に対しての想像力を持っている。しかしそれはただの思い付きではなく、事前に調べ、考え、自問自答し、迷い、その答えを探しに行きたいという応募が多かったです。安易に「わかった」と書いている人が少なく、そういう傾向がすごく良かった。「わからない」、「安易に自分は気持ちを理解できる人じゃない」そういうところに希望を感じました。

安田 菜津紀さん:studio AFTERMODE所属/フォトジャーナリスト

応募作品の熱量に圧倒されました。それぞれが自分自身の言葉で、「なぜ行きたいのか」、「そこから先に何が見えるのだろうか」と考えるんですが、経験がないので今は想像することしかできない。でも想像することしかできないが故に、現地に行きたい。そういう意志の強さがビシビシこちらに伝わってきました。自分が応募したときの感覚を振り返りつつ分かち合いながら、現場で空気感を共有し、一緒に現地の子どもたちと出会って行きたいと思います。

▼サポーターとして「友情のレポーター」プロジェクトを応援する▼
堀潤さん(NPO法人8bitNews主宰/株式会社GARDEN共同代表)が新しく立ち上げられたメディア「GARDEN」で、「友情のレポーター」をご紹介くださいました。
「友情のレポーター」のサポーターとしてご参加いただけます。
https://gardenjournalism.com/project/knk/

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