活動ニュース

ユースセンターの開所式が行われました

2011/12/22
報告:プロジェクト・アドミニストレーター 岩国 佐和

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12月7日、パレスチナのアルザリヤ(別称べサニー)という小さな村において、KnKが地元のNGOとともに運営するユースセンター「House of Hope(ハウス・オブ・ホープ)」の開所式が行われました。当日は天候にも恵まれ、200人もの人々が会場に集まり、大変賑やかな式となりました。対パレスチナ暫定自治政府日本国政府代表、べサニー市長、現地パートナー団体VACA代表、KnK事務局長ドミニク・レギュイエが挨拶を行い、大きな盛り上がりを見せました。

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プログラム中の、子どもたちによるコーラスや青年による伝統ダンスは観客を魅了し、初めは着席していた観客らが最終的には皆立ち上がり、手拍子を打っていました。アラブ世界の伝統である詩の朗読や寸劇も観客を熱中させていました。

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式典後にはユースセンター内を見学してもらい、新しい教室の様子や当センター講師の絵画等の作品を見てもらいました。子どもたちは大はしゃぎし、大人たちは施設の設備の充実ぶりに驚いているようでした。

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当プロジェクトは、外務省の日本NGO連携無償資金協力の助成金で行われておりますが、パレスチナで同助成金により日本のNGOが実施する案件としては初めての教育案件となります。センター内では、6~22歳の青少年らを対象に、コンピューター・スキルやセクレタリー・スキル(秘書技能)等の職業訓練、英語やアラビア語、数学等の非公式教育、そして伝統音楽とダンス、演劇等のワークショップが行われる予定です。

当センターはイスラエルとの分離壁のすぐそばに立地しており、この地域で暮らす青少年は、壁の存在により大きな心理的影響を受けています。当センターは、そのような子どもたちの心身両面での健やかな成長を促進するために設立されました。
今後、さまざまな活動を展開し、その様子を報告していく予定です。

 

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