活動ニュース

各地での活動

パキスタン

パキスタン政府は2005年10月に発生した北部大地震による死者数は7万人以上、被災者が17万人以上であると発表しています。同地震による人的・物的被害は甚大で、社会インフラは大きな影響を受けました。地震発生から5年以上が経ちましたが、政府見舞金の遅配や国際援助機関等の復興支援の撤退等により、社会基盤や地域住民の生活の復興は遅々として進んでいません。特に教育インフラへの影響は甚大です。また、2010年にはハイバル・パプフトゥーンハー州を洪水が襲い、状況はさらに深刻化しています。
こうした状況の中、依然として多くの人々が困窮した生活を続けています。事業地のムサファラバード郡やマンセラ郡(特に山岳地域)、コヒスタン郡、シャングラ郡は、震災前から貧困層の人々が居住していた地域ですが、震災の影響による教育環境の悪化により、子どもたちの学校からのドロップアウトもふえ、また、教育の重要性に対する地域住民の理解不足により、子どもたちの基礎教育を受ける機会は十分に保障されているとはいえません。

活動概要

支援期間 2005年10月~継続中
活動地 ハイバル・パフトゥーンハー州マンセラ郡、およびトルガ―郡(準備中)
支援内容 女子教育の普及支援
支援対象 マンセラ郡、およびトルガ―郡に住む子ども、教員、行政職員、住民約1,575名(1年目)
※ パキスタンにおけるKnKの活動は、日本の皆さまからのご寄付で成り立っています。

支援の紹介

学校建設プロジェクト

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2010年1月より、大地震で被災した公立学校の再建に着手し、20172月までに60校が完成しました。 また、再建した学区でより良い教育がおこなわれるように、地域住民や生徒への啓蒙活動や教師への研修を併せて実施しました。
再建した学校では生徒会を立ち上げ、代表の生徒らに研修を行っています。ある学校では、研修後に生徒会メンバーが中心となり学校の美化運動に励んだり、学校に通っていない村の子どもを学校に誘うなど、子どもたち自身が新しい校舎と共に新たな活動に取り組んでいる様子が確認できています。

水害被災者支援事業

職業訓練・収入創出

2010年の洪水直後より被災民への支援事業を実施しており、現在は倒壊校舎後に半永久使用のできる仮校舎の再建と地域住民・教師への研修を実施しています。
コヒスタン郡とシャングラ郡ではすでに20校の校舎が完成しており、今新たに10校の校舎を建設中です。真っ赤な屋根に深い青色の壁の校舎は遠くからでもとても目立ち、山間の遠くから通ってくる生徒たちに毎日目指す所ができました。学校通学を促すために開かれた発表会では、恥ずかしそうにしながらも大きな声で現地語の唄を披露してくれました。新校舎は勉強だけでなく友だちと再会して交流できる場所としても子どもたちを包み込んでくれています。(2011年7月終了)

国情報

パキスタンという国

北部のヒマラヤ山系からの水脈が、インダス河となって中央部の平野を流れ、南のアラビア海へそそぎます。インダス文明はここで開花しました。また古くから灌漑が発展しており米や小麦、綿などが生産されてきました。 インドの一部でありイギリスの植民地でしたが、1947年にヒンドゥー教徒の多いインドと、イスラム教徒の国、パキスタンに分かれて独立しました。このときは地理的にインドをはさんで東と西に離れたパキスタンになりましたが、1971年に東のパキスタンはバングラデシュとして独立し、西パキスタンが現在のパキスタンになりました。カシミール地方をめぐってインドとの間で何度も印パ紛争がありました。2004年にはインドとの関係改善が図られましたが、2008年11月のムンバイ同時テロがあり、この対話はストップしました。その後、2011年3月以降には再び対話が始められました。
公用語はウルドゥー語で英語も広く通用します。農業や繊維工業が主ですが近年は化学、セメント工業なども発展してきました。また中東への出稼ぎ労働者が急増しています。人口は1億8千万人で、近年急増した原因の一つはアフガニスタンなどの隣国からの移民のためとみられています。

記事一覧

正式名称 パキスタン・イスラム共和国 / Islamic Republic of Pakistan
国旗 パキスタン
面積 79.6万平方キロメートル(日本の約2倍)
人口 1億9,540万人(年人口増加率1.89%) 【2015/2016年度パキスタン経済白書(Pakistan Economic Survey 2015-16))】
首都 イスラマバード
時差 日本との時差はマイナス4時間、日本時間の12時がパキスタンでは朝の8時。  【地球の歩き方】
政体 連邦共和制
元首 アムヌーン・フセイン大統領
民族 パンジャブ人、シンド人、パシュトゥーン人、バローチ人
宗教 イスラム教(国教)
言語 ウルドゥー語(国語)、英語(公用語)
気候 10~2月の寒冷期、3~6月の酷暑期、7~9月の湿潤期(雨季)の3つの季節があるといわれているが地域差が大きい。
主な産業 農業、繊維産業
実質GDP 約2,710億ドル(2015年)(出展:世界銀行)
一人当たりGNI 約1,560ドル(2015/2016年度パキスタン経済白書)
通貨と為替レート パキスタン・ルピー
1米ドル=104.75ルピー(2016年5月)(パキスタン中央銀行)
「こんにちは」 アッサラーム アレイクム
「さようなら」 ホダー ハーフィズ
「ありがとう」 シュクリア
【出典:外務省/2017】

国と子どもに関するデータ

5歳未満児死亡率の順位 22位 2015年
5歳未満児年間死亡人数 1000人あたり 432人 2015年
1人あたりのGNI 1,400米ドル 2015年
成人識字率 55% 2009-2014年*
男子若者(15-24歳)の識字率 80% 2009-2014年*
女子若者(15-24歳)の識字率 62% 2009-2014年*
電話を持っている人の比率 73% 2014年
インターネットユーザーの比率 14% 2014年
男子初等教育純出席率 67% 2009-2014年*
女子初等教育純出席率 60% 2009-2014年*
男子中等教育純出席率 45% 2009-2014年*
女子中等教育純出席率 38% 2009-2014年*
児童労働(5-14歳)の比率 2009-2015年*
1日1.9米ドル未満で暮らす人の比率 8%x 2009-2013年*

*: データが、列の見出しで指定されている期間内に入手できた直近の年次のものであることを示す。
x: データが列の見出しで指定されている年次もしくは期間以外のもの、標準的な定義によらないもの、または国内の一部地域のみに関するものであり、地域平均や世界平均の算出には含まれていないことを示す。
y: データが標準的な定義によらないもの、または国内の一部地域のみに関するものではあるが、地域平均や世界平均の 算出に含まれていることを示す。
: データなし。

【出典:世界子供白書2016】

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