活動ニュース

バッタンバンの「若者の家」を訪問

2013/04/05

カンボジア取材中の友情のレポーターから現地報告が届きました。

◇◆◇ ここから ◇◆◇

2013年春休み友情のレポーターの水谷涼香です。

3月31日(日)
今日はKnKの「若者の家」に行き日本紹介をしました。
日本紹介では忍者の説明や、日本語で名前をかいて
名札を作ったりしました。
忍者の紹介のために私たちが折り紙で手裏剣を折っていると、みんな集まってきて、一緒に折りました。
言葉で説明はできないけど、
見本を見せながらゆっくりと説明すると、
みんな器用でとても上手に手裏剣を作っていました。
大人数で作ったのでたくさんの手裏剣ができました!

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日本語で名前をかくのはとても難しそうだったけれど、みんな一生懸命自分の名前を探し写していました。
名札があればお互いの名前を呼び合えるのでとてもよかったです。
一緒にご飯を食べて、たくさんお喋りをしてみんなとの距離がぐっと近くなりました。
ソッチェンがお花をプレゼントしてくれて、ピアップがそれを髪にさしてくれました。
とても嬉しかったです。

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みんなでたくさんお喋りしながら夕飯を食べた後はパーティー!みんなでダンスをしたり歌ったりとても楽しかったです。カンボジアのダンスは簡単そうに見えて案外難しい!けど、ピアップやパラが隣でずっと一緒に踊って教えてくれました。KnKの「若者の家」の子たちはとてもフレンドリーで今日初めてあったとは思えないくらい!とても楽しい1日でした!

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4月1日(月)
今日は、午前中KnKの職業訓練や収入創出活動(IGA)を取材しました。IGAとは、職業訓練を終えた青少年が生産者となり収入を得る活動です。KnKではラタン家具や機織り、裁縫などの職業訓練や収入創出活動を行っていました。たくさんの若者が自分の将来や家族を支えるために必死に仕事をしている姿がとても印象的でした。そこではKnKの「若者の家」で暮らさずに、家から来ている若者も多くいました。話を聞いてみると、職業訓練や収入創出活動をしている彼らの家庭には金銭的な余裕があまりないそうです。

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機織りの職業訓練をしているリニーという女の子に話を伺ってみました。リニーは今19歳で機織りの職業訓練を始めて8か月程だそうです。リニーはKnK で生活をしているわけではなく、毎日2キロ離れた家から自転車で「若者の家」に来ています。リニーには2人の妹がいて2人とも公立の学校に通っています。けれど、教材などのお金が厳しくてKnKで職業訓練を始めました。リニーの父はドライバーとして働いているが、リニーには母がいないので収入が少ないと言っていました。なので職業訓練を終えて生産者となり家計を支えたいと言っていました。

涼香ちゃんも機織りを体験

涼香ちゃんも機織りを体験

午後は、ソットランの車の修理の職業訓練の様子を取材しました。暑い中真っ黒になりながら一生懸命訓練に取り組むソットランやKnKで暮らす子どもたちの姿がありました。ソットランにも話を伺ってみました。ソットランは19歳の男の子で車の修理の職業訓練を始めてから1年程だそうです。ソットランはKnK の「若者の家」で生活をしています。日曜日以外、7時から5、6時くらいまで訓練をしています。職業訓練を終えて一人前の修理師になるには2年~3年かかり、オーナーさんはソットランが一人前になるまで後1年くらいだと言っていました。ソットランは早く一人前になって自分の店を持ちたいそうです。

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「若者の家」の青少年が、自分のため、家族のために一生懸命訓練や仕事をしている姿はとてもかっこよく感じました。きっと、自分が学校に通わず職業訓練や収入創出活動を始めたのにはそれぞれの理由があると思うけれど、できるだけ早く手に職をつけて家庭などを支えたいという子どもも多くいることを知りました。

◇◆◇ カンボジアってどんな国? 

昨年の友情のレポーターは春休みにフィリピンを取材しました。その際のレポート全文(PDF)はこちらからご覧いただけます。

 

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