活動ニュース

ザアタリ難民キャンプで冬のアクティビティを行いました

報告:シリア難民支援 現地フィールドオフィサー 牧野 アンドレ

ヨルダンでは1月半ばから徐々に暖かくなり始め、20℃を超す日も出てすっかり春になりました。

KnKでは公立の学校が冬休みに入る1月末からの2週間、ザアタリ難民キャンプのカタール校にて冬季アクティビティを開催しました。
娯楽のないキャンプ生活の中でも子どもたちに少しでも気分転換をしてもらおうと計画した冬季アクティビティでしたが、男女合わせて100人以上のシリア難民の子どもたちが参加してくれました。

今日はその2週間の様子を写真とともにご紹介します。

最初の数日は以前のKnKの授業でも習った「5本指のルール」や、音楽の授業で習った鍵盤の弾き方を復習しました。

男女ともに最初の1時間ほどは工作や音楽などの室内活動を行い、2週間後には子どもたちの作った作品たちでザアタリ難民キャンプのKnKの事務所が溢れていました。

アクティビティの後半ではいつも、天気のいい日には外に出て女の子たちはダンスの練習をしたり、男の子たちはサッカーをして身体を思いっきり動かしていました。

アクティビティの半ば頃にはみんなの友だち、クマのハビーブも参加してくれて、キャンプの子どもたちとの久しぶりの交流を楽しんでいました。

最終日のオープンデーには子どもたちの親御さんにも観覧してもらい、会場は満席に!

男の子たちは練習した歌を一生懸命歌い、女の子たちはダンスやKnK TVと題した、テレビ番組を模した劇を行い、その中で各々がこの日のために練習した歌や楽器演奏、詩を発表しました。

KnKTV

ある女の子の詩

「わたしの夢はシリア。わたしと全ての大地の母。わたしの夢は、彼女に語りかけること。私の夢は彼女に『お母さん』と呼びかけること。ああ、シリア。わたしのお母さん。わたしはお腹がすいた。寒くて、のども渇いた。わたしはあなたを食べたい、パンやスパイスにつけて。あなたの油、塩、苦み、全てを食べたい。あなたのジャムを食べたい。ああ!あなたの両手から食べるジャムがなんと美味しいことか。ああ、わたしのお母さん。わたしは今もあなたという場所を夢みる」

最後には一人ひとりに賞状が贈られました。

KnKでは今後も、子どもたちのニーズに沿いながら、さまざまな授業、アクティビティを行ってまいります。

 

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