活動ニュース

4本のビデオ作品が完成

2011/08/04
報告:KnKスタッフ 清水 匡

3週間に渡り、カメラの使い方、テーマ作り、絵コンテ、撮影、ナレーション作りと子どもたちはビデオ制作一連の作業を体験しました。作品のテーマが決まってからも、「本当にこれで作品になるのか」、「期間以内に撮影が終了するのか」、「思わぬハプニングが発生しないか」など心配は尽きませんでしたが、ようやく男女2本ずつ計4作品ができあがりました。

【作品No.1】 友だちを助けたいから (12分/女子チーム制作)
ジュファという地区はアンマンでも貧しい地域で治安も決して良くありません。そこで暮らすロナークは貧しい生活をしている友だちを何とか助けてあげたいとビデオワークショップに参加し、ビデオを作ることで「何か」ができると考えました。さて、このビデオを通して何ができたでしょうか。

【作品No.2】 ダウンタウンにようこそ (11分/女子チーム制作)
ヨルダン首都アンマンはとても歴史のある町です。ビデオワークショップの女子たちがアンマンでも最も活気のあるダウンタウンの魅力を皆さんにお伝えします。

【作品No.3】 運転は集中して (7分/男子チーム制作)
首都アンマンは近年人口が集中し、車の交通量が増えるとともに交通事故も激増しています。ビデオワークショップに参加しているイスラム君は交通事故で父親を亡くした友人の悲しそうな顔を忘れられず、少しでも交通事故を減らそうとこのビデオを考えました。

【作品No.4】 父親の威厳 (10分/男子チーム制作)
ここヨルダンではいたるところで喫煙者を目にします。未成年者の喫煙は社会問題にも発展しています。では子どもたちはどうして喫煙を始めるのでしょうか。子どもの視点と父親の視点で描いた作品です。

最後の発表会には日本大使館の方の他、たくさんの方々にいらしていただきました。 上映後には一人一人に修了証が手渡され、みんな自信に満ちた顔をしていました。

ビデオワークショップのメンバー

ビデオワークショップのメンバー

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このビデオワークショップは、作品作りが目的ではありません。ビデオ制作の過程で映像を通して人に訴えたいことは何にかを全員で話し合い、お互いに助け合いながら一つのものを作り上げていくことにあるのです。
「友だちを助けたいから」を作ったロジーナはこう語っています。
「自分たちだけじゃなくてほかの人も誰かを助けてほしい。だって、誰が誰を助けたっていいじゃない」

発表会の終わりはアラビアンダンスで締めくくり!

発表会の終わりはアラビアンダンスで締めくくり!

 

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