活動ニュース

訃報

 

弊団体 専務理事の守谷季美枝(もりや きみえ)は、2015年6月下旬よりカンボジアへ出張しておりましたが、去る7月4日(土)に搬送先のタイ王国バンコク市バンコク病院にて56歳で急逝いたしました。

通夜および葬儀につきましては、ご遺族のご意向でバンコク市内ワット・アルン寺院にて執り行われましたことをご報告いたします。

ここに生前のご厚誼を深く感謝いたしますと共に、謹んでお知らせ申しあげます。

私ども一同、大変な驚きと悲しみの中におりますが、1997年の団体創立時から守谷が情熱を注いできた途上国の子どもたちへの教育支援を引き継いでいく所存です。

 

2015年7月13日

認定NPO法人国境なき子どもたち(KnK)
会長 寺田朗子
事務局長 ドミニク・レギュイエ
職員一同
 

 

2014年度の活動報告書に添えた故人の手紙を皆さまへのメッセージとして掲載いたします。

国境なき子どもたち(KnK)をご支援くださる皆さま

2015年6月吉日
 
日ごろより、国境なき子どもたち(KnK)へのご支援とご協力を賜り、深く感謝いたします。数ある援助団体の中から、ご縁があり私どもの活動にご共感・ご賛同いただいておりますこと、どんなに有難く、また励まされていることでしょうか。そしてまた一歩前進する“力”をいただいていることを、できることならお一人お一人にお会いして、お礼と感謝の気持ちと共にお伝えしたいという思いでいっぱいです。
 
皆さまのおかげで支援を必要とする子どもや青少年にどれだけのことができたか、そして彼らがまだ何を必要としているのかをお伝えしたく、2014年の活動報告書をお送りいたします。ぜひ目を通していただき、またご意見やご感想をいただければ幸いです。
 
2014年は、私どもにとりまして『チャレンジ』の年となりました。円安の影響を受けて、例えばこれまで100万円を海外に送金していた場合、同額を送金するのに120万円も必要になるなど、財政面での負担が一層重くのしかかってきています。ですが、フィリピンやカンボジアなど、2000年以来子どもたちを受け入れている『若者の家』での生活は、円高・円安に関係なく続きます。現地への負担はなるべく減らし、代わりに日本の本部での経費を削減すべく努力し、また送金のタイミングをずらすなど工夫を重ねてまいりましたが、しばらくはこの厳しい状況は変わらないと覚悟しております。
 
子どもの教育には時間と費用、そしてたっぷりの愛情が必要なのは日本だけではないことを、皆さまは良くご存知のことと思います。これまでのご支援に感謝を申しあげますと共に、ぜひ今後とも継続したご支援をいただきますよう改めてお願い申しあげます。
 

認定NPO法人 国境なき子どもたち(KnK)
専務理事 守谷 季美枝
moriya

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