スタッフ日記 認定NPO法人国境なき子どもたちブログ

900匹のイノシシがつなぐ支援の輪

2018.12.07

こんにちは。東京事務局の大竹です。

今週初め、2019年干支のイノシシを模った小さなオーナメント計900個を、ご支援くださっている企業さんへ納品しました!カンボジアの女の子たちが額に汗して一つ一つ丁寧に作った製品です。

カンボジアでは、貧困家庭出身の若者たちを対象に、絹織物や縫製の訓練と雇用を直結させた収入創出活動を実施しています。

最初に製作した見本はこんな感じでした。子ブタにも見える。。。

発注元のご担当者から何度もアドバイスをいただき、現場でも工夫を重ね、ようやくイノシシらしくて可愛いデザインに到達しました。

オーナメント一つ一つに、生産者の顔写真入りの「私がつくりました!」タグを付けて袋詰めしていきます。単純作業ではありますが900個は結構な量でしたので、2日間に渡って計7人のボランティアの方々にお手伝いいただき、無事終了することができました。

日頃あまり接点のないボランティアさんと協働作業をさせていただくのは私にとって貴重な機会でした。ボランティアのみなさんからKnKの活動地とは異なる国々での経験談もお聞きするなど、手を動かしながらも非常に楽しい時間を過ごすことができました。

海外へ行かれたことがあるかお聞きすると、「人々がとても温かくて台湾には何度も行っています」「アメリカに4年住んでいました」「カンボジアのアンコールワットを訪ねて以来、国際協力に興味を持ったんですよ」という答え。各地での現地の人々との出会いについてもいろいろとお話を伺えました。

お仕事について尋ねしてみたところ、「事業所を回って業務監査の仕事をしています。」とボランティアさん。イノシシの作業手順をもっときちんと練っておくべきでした!後悔先に立たず。。。次回は事務局の仕事にぜひアドバイスいただきたいです。
カンボジアの若者たちの人生を想像しながら、それを支えてくださるボランティアさんの生活や想いの一端を知ることができたようにも感じました。広くみなさんと一緒にお仕事をさせていただくことで、事務局の私たちもそして現地の若者たちもパワーアップすることができています!

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