スタッフ日記 認定NPO法人国境なき子どもたちブログ

友情のレポーター番外編

2015.04.23

 

こんにちは。広報の清水です。

友情のレポーターは現地の子どもたちと交流・取材することでその後の人生に大きな影響を与えるほどの経験をして帰ってきます。
取材中はレポーターだけでなくスタッフも真剣そのものですが、1日の取材が終わりレストランで夕飯を食べてるときは、リラックスモードで笑いが絶えません。
子どもの思いつくことは大人の常識の範疇を超えます。特に今回は小学生だったのでなおさらでした。
「手かして」と言って、人の指を逆さに折り曲げ「ボキッ」として「あはは、指かたーい」と言ったり、
メニューを注文してご飯を待っている間「連続ゲーム」をしたり、
食べている最中も「じゃあ、25mプールいっぱいのゼリーとカスタード、どっち飛び込む?」といきなり聞いてきたり。
どっちでもいいといえば、どっちでもいいですが、真剣に想像してみるといつの間にか童心に返って笑っている自分がいます。
そしていつのまにか童心から大人に戻れなくなり、自分の精神年齢を疑ってしまう瞬間すらありました。

時間を見つけると常に遊びのことを考えているんです。
レポーターとスタッフが食卓を囲み、会話と笑いが絶えず、家族のような感覚になってしまいます。
こんな子どもたちですが、取材の感想を聞いてみると表情がしっかりモードに切り替わり、立派な答えが返ってきました。
「自分の経験を日本を始め世界に広めて、他の人たちがNGOの活動に参加してもらえるといいです」
「本で読んでるのと違って、実際に来て話を聞いてみると、何とかしなくちゃいけないという気持ちになりました」
子どもの力はすごいです。

スタッフとして「子どものストレスや緊張をほぐすために場を和ませる」のは建前で、逆にこちらが楽しませてもらいました。
レポだけでなく、僕たちスタッフにとってもとても濃い10日間でした。
帰りの機内でスタッフの似顔絵を描いてくれました。

友情のレポーターが描いたイラスト

こんな「ザ・子ども」のレポーターたちと1年後、数年後に再会するたびに、男の子はたくましく、女の子は女性へと成長しています。
これだからこの仕事はやめられない。

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