スタッフ日記 認定NPO法人国境なき子どもたちブログ

補習授業での軽食の提供~ファラフェルサンドイッチ~

アッサラームアレイコム!(こんにちは!)

アンマンの公立学校で提供している補習授業の様子は、これまでブログや活動ニュースで何度かお伝えしてきましたが、今回は休み時間に配布している軽食についてご紹介したいと思います。
以前軽食の配布が無かった際には、朝から何もご飯を食べることができず、せっかく元気に登校しても「お腹が空いて勉強に集中できない」といった生徒も少なくありませんでした。そこで、少しでも空腹を満たし、栄養を採れるように軽食の提供を続けています。

いつものように、元気よく勉強やアクティビティに取り組む子どもたち。休憩時間までには、4つの授業を受けることになっています。

その後、休憩時間が始まる合図のベルが鳴ると、子どもたちが教室の中から飛び出してきます。
「ゆっくりゆっくり。1列になって!」というスタッフの指示のもと、軽食が配布されていきます。学校によっては、軽食を配る当番の生徒を決め、責任を持って全員分を配っています。

以前は飲み物とチョコレートなどのスナックを提供していましたが、数か月前からメインをサンドイッチに変更しました。ヨルダンやシリアでは、ひよこ豆を揚げたコロッケのようなもの(ファラフェル)を野菜と一緒に薄いパンに挟んだ、「ファラフェルサンドイッチ」がよく食べられています。子どもたちに感想を聞くと、「サンドイッチおいしい!!」と大好評です。

左上の平べったいパンに右下のホンモスというペーストを塗り、右上のファラフェルをパンの中に挟み、トマトやピクルスなどを加えてサンドイッチにします。

実は、家庭訪問の際、保護者の方から軽食の内容を変更してほしいとの希望がありました。「軽食を出してくれるだけでもありがたいのだが、できればサンドイッチなどの方が良い」との声も多く挙がっていました。その後、スタッフ間でも話し合いや検討を重ね、店の選定や店から学校までのサンドイッチの配達の可否の確認など、いくつかのステップを踏み、実現に至りました。

後日再び家庭訪問に向かうと、「『軽食がサンドイッチになった!』と子どもが嬉しそうに話してくれた」との声も聞かれました。こうして、補習授業の実施中も改善できる箇所は改善し、より質の高いプログラムが提供できるように配慮しています。

サンドイッチとスナックを受け取る子どもたち

 

(インターン生)

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