スタッフ日記 認定NPO法人国境なき子どもたちブログ

おじゃまします!

 

アッサラームアレイクム!(こんにちは!)

5月に入り、だんだんと暑くなってきたヨルダンからお送りします。
今回は、家庭訪問の様子をご紹介しようと思います!

家庭訪問は、補習授業と並行して行っており、
コミュニティ・リサーチャーと呼ばれるスタッフがチームに分かれて
補習授業に参加している子どもたちの家庭へ訪問します。
訪問の主な目的は、補習授業に関係する問題や相談ごとの聞き出し、補習授業へのフィードバックです。

~前日までに~
各家庭へアポイントメントを取り、訪問の約束をします。

~当日~
電話で保護者の方に家の場所を教えてもらい、訪問をします。
ヨルダンは、正式な住所があるようでないような感じなので、
大きな通りの名前や、サークル、有名な建物や学校を目印に、家に向かいます。

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「家庭訪問」と聞くと、小学校や中学校時代の家庭訪問を思い出しますね。
それほど時間は長くないですが、親と先生が何を話しているのか、
すごく気になるものです。

この訪問では保護者に直接質問をしていますが、
生徒が家にいる場合には、子どもたちから直接話を聞くこともあります。
終始和やかな雰囲気で質問は続きます。

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補習授業に関連する問題や相談ごとに加え、
普段の生活のこと、子どもたちの学校や家での様子なども尋ねます。

例えば、成績に関する相談ごとがある場合には、話を丁寧に聞き取り、
家庭学習のアドバイスをしたり、学校の担当者へつなげるなど、
問題が早く解決するように取り組むのもリサーチャーの大切な仕事の一つです。

補習授業へのフィードバックでは、
「自分たちでグループをつくって学習する数学の時間が楽しい!」といった、
授業に対する素直な感想も聞くことができます。

家庭によっては、「遠い日本からこういう教育の機会をつくりにやってきてくれて、
本当にうれしい。以前は一番上の子が下の子に勉強を教えていたが、あまり成績は伸びなかった。
でも、今は下の子が補習授業のおかげで成績がぐんぐん上がっている。本当にありがたい。」
との声を直接届けてくださりました。

補習授業に通う前と後で、「成績が上がった」、「友だちができた」などの
子どもたちの良い変化を聞けると、とても嬉しいです。

補習授業に対しては、多くの保護者から高評価を得ており、
これまで訪問した8割以上の家庭から補習授業に「満足」との回答をいただいています。

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こうしたコミュニティ・リサーチャーによる家庭訪問が、日々の補習授業を陰で支えているのですね。

(インターン生)

 

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