スタッフ日記 認定NPO法人国境なき子どもたちブログ

また、きてね!

2015年11月29日と30日の二日間、岩手県陸前高田市で運行している移動型子どもセンター「走る! KnK子どもセンター」に素敵なお客さまがお越しになりました!「被災地の子どもたちと直接触れ合う機会を」と、国境なき子どもたち(KnK)を長きにわたりご支援くださっているルイ・ヴィトン ジャパンの皆さまが、昨年に続き陸前高田市に足を運んでくださいました。

「えぇー 誰~??」
突然現れた、ルイ・ヴィトン ジャパンのお兄さんたちに最初は恥ずかしそうにしていた子どもたちも、数分後には膝の上に抱っこ!まずは、仲良くなるためにみんなニックネームを付けましょう!「にゃんこ先生」「レオナルド」「りゅう」「夏目」「うさぴょん」子どもたちの個性が光ります。

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まずは自己紹介から!

今でもセンターの中には思い出の名前が残っています

お兄さんたちが、楽しいゲームを考えて来てくれました。
★「何メートルでしょう」:手作りの紐を使ってのゲームです。意外にも勘が鋭く、子どもたちの予想が的中?!
★「テッュシュキャッチ」:上手にティッシュを捕まえて高得点ゲット!2枚攻撃にはアクロバティックな動きも!
★「飛ばせ、フリスビー」:ボールと違ったセンスが必要で、苦戦する子も。最後はなんと姉弟対決に!
★最後はおなじみのドッジボールと鬼ごっこ。後半には上着を脱いで半袖で走る姿も。大人も子どもも本気です!
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得点を競いはしましたが、参加した子どもたちにもれなく豪華景品が!!いっぱい遊んでプレゼントまでもらった子どもたちは嬉しくって満面の笑み^^

翌日は子どもセンターに子どもが来るまでの時間、震災当時の陸前高田市の様子や復興状況などをご案内しました。

盛り土がすすむ、現在の陸前高田市の様子

盛り土がすすむ、現在の陸前高田市の様子

津波の教訓を伝える陸前高田市の震災遺構の一つ:下宿定住促進住宅の前にて

津波の教訓を伝える陸前高田市の震災遺構の一つ:下宿定住促進住宅の前にて

折れ曲がったままの鉄の橋や震災遺構、土砂の山。そこはかつて、賑やかな生活の場でした。震災の爪痕を前に、今となっては見ることができない以前の街の姿を想像し、想いを募らせながらご覧になっていました。関心を持って積極的に被災地の情報をキャッチしてきた皆さんにとっても、実際に肌で感じる「被災地の雰囲気」はショックだったようです。
しかし現地で活動する私たちスタッフには、いつの間にか現在の光景が見慣れたものになってしまっていました。皆さんの「これからの街づくり、何十年とかかるんだろうか」「我々に、何かできることってあるんでしょうか」「仮設住宅を見ただけでは変化に気づけなかったけど、前に来た時に比べて街の様子は変わった。少しずつでも前に進んでいるんでしょうね」「子どもたちに、この街に残って欲しいですね」というコメントに、現地にいる私たちがはっとする場面も多くありました。

さて!夕方になり、子どもセンターではお兄さんたちが来るのを今か今かと子どもたちが待っていました。到着するやいなや「早く遊ぼう~遊ぼう~」と、子どもたちは遊ぶ気満々です。でも、その前にちゃんと宿題ね。
「書き順はしっかり!」「きれいに書きましょう!」
「算数教えてー」
お兄さんたちのおかげで、苦手なお勉強もいつもよりちょっとだけ真面目にがんばることができました。

お勉強が終わったら、風船やカルタで遊びましょう♪
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楽しい二日間を過ごした子どもたちは、ちょっと早いクリスマスプレゼントをもらって大喜びでした!

そして今日の子どもセンターにて。
「お兄さんたちとやったカルタ、すごく楽しかったよー」
「今日は来ないのー?」
「次はお兄さんたちいつ来るのー??」

しばらくの間、子どもたちの「今日は来ないのー?」は続きそうです^^

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